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靴磨きのおじさんに教わった事・これぞ「凄い店」・僕の宝物

2015.12.18 旧ニュース

■靴磨きのおじさんに教わった事

東京駅に降りた私は
丸の内改札を出て
大手町のジムに行こうと思い
駅前を歩いていた。

すると『靴磨き』のおじさんと軽く目があった

「どうですか?」
と優しく僕に語りかけてきた靴磨きのおじさん。

僕は自分の靴がえらく汚れている事を思い出し靴磨きをお願いした。

54年間生きてきて
人生初の靴磨き体験だ。

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靴磨きのおじさんは手際よく
シャカシャカと靴を磨いていきます。

因みに料金は700円。

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時間にして20分程の作業が終わる

両方の靴が磨きあがり

そのピカピカさに私が驚いていると

靴磨きのおじさんも
同じようにニコニコ笑いながら
綺麗になったでしょう?

と、嬉しそうに微笑む。

オイラは
何故かとっても得したような
少しだけの幸福感に包まれた感じ…

お客様に対して一生懸命。

靴磨きって
お客様を幸せな気持ちにさせる事が出来るんやなぁ~

俺のお店に来て下さるお客様も
一人一人が
こーゆー気持ちで帰って下さる事が出来ればなぁ~
お客様から苦情を頂いてばかりじゃダメだよなぁ…

と、靴磨きのおじさんに教わった

そんな季節はずれの
小春日和の12月の金曜日でした。

 

 

■これぞ「凄い店」

高級懐石料理を食して参りました。
実は『懐石料理』と『会席料理』の違いが解りません。
が、ここ『kuma3』は高級懐石料理のお店。
今夜は贅沢に高級懐石料理をいただきます^o^
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松の実かゆ

 

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金目鯛の棒寿司

金目鯛脂のりのりでした

 

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長崎クエのお椀

身に染み渡る美味しさ

 

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河豚炙りサラダ仕立て
河豚身 河豚皮 河豚白子

白子を崩して混ぜ混ぜにして食す贅沢

 

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甘鯛唐揚げと焼き筍。

 

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百合根のポタージュ
黒トリュフ

この中には生雲丹が…

何という贅沢…

 

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お品書き。

 

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この様な贅沢極まりない料理とワインを

贅沢な空間で

素晴らしい贅沢でいただきました。

◯山さん
ごちそうさまでした(≧∇≦)

それにしても銀座『kuma3』恐るべし

最近『ミシュランガイド2016』が発表されたらしいけど
このお店が星を獲得するのも
時間の問題であろう…

と、勝手に思いました。

料理の素晴らしさと
接客
サービスの素晴らしさも見事!

とっても幸せな気持ちになれました。

『kuma3』は店内の内装も素敵。
特別な記念日や
特別な接待には絶対お勧めです。

このお店は
凄いお店です。

あなたも是非一度
銀座『kuma3』を経験してみてください。

きっと幸せな気持ちになれると思います。

 

Kuma3 (クマサン)

東京都中央区銀座5-5-14 GINZA GATES 8F

03-6274-4777

http://www.ginza-kuma3.com/

 

 

■僕の宝物

去年の12月17日にFacebookに投稿したこの話。

あえてブログには載せなかったので
1年遅れで載せてみました。

長文ですがお付き合い下さい。

 

毎年この時期(12月の第三週)になると思い出す。

今から21年前、僕は西荻の小さな居酒屋『てやん亭』を相棒のコウジと二人で切り盛りしてました。

その日は予約を沢山頂いていたにもかかわらず相棒のコウジが風邪でダウン(≧∇≦)
急遽母ちゃんに手伝ってもらった。。。

9坪の小さな店は満席。
母ちゃんは慣れないながら一生懸命注文を取り皿を洗ってくれた。

極貧育ちで
学の無い母ちゃんは角煮や手羽を漢字で書けず(笑)ひらがなで「てば」「かくに」と書いて僕に渡した。

店はひっきりなしで忙しかったが母ちゃんは終電で大宮の家に帰ってもらった。

帰り間際「洗い物は明日の朝アタシがやるから残して帰りな」と母ちゃんはそう言って店を出た。

その日の売上は20万越え。
若干20席の店に80人は来たと思います。

店を閉めてヘトヘトになって帰るも
翌朝早起きして仕入れに行って店に着くと
小さな背中を丸めながら一生懸命中皿を洗ってる母ちゃんの後ろ姿が真っ先に目に飛び込んで来た。

お母ちゃん
ありがとうね。

僕は心の中で目一杯母ちゃんに感謝して二人で近所のラーメン屋でラーメンを食べた。。。

僕は一人で店を始めて
たった一人で全てこなしてたから
他人が店を手伝ってくれる事の有り難さを知った。

それは身内で他人でも無い
とにかく誰かと店を切り盛りする事の素晴らしさや有り難さを知りました。。

人は一人では決して生きては行けない。

そして人は決して一人で育って来た訳では無い。

親に産んで頂き
親に育てられ
社会に出たら社会の人々に育てられている。

僕の親は貧乏だったど
人としての生き方は背中で見せて教えてくれた。

毎年この時期が来ると
そんな事を思い出す。。。

お母ちゃん本当にありがとうね。

この写真は僕の宝物なんです(^^;;

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以上が、今から丁度1年前に書いたFacebookの投稿です。

今でも『あの日』の事ははっきりと記憶にある。

あの母ちゃんの後ろ姿の背中を見て
『母ちゃん、俺この店絶対頑張る』
そう心に誓いました…

あの時は母ちゃんに感謝だったけど
今は毎日頑張ってくれてるスタッフに感謝かなぁ…

今年もあと僅か!

皆んな頑張ろう^o^

 

 

 

 

 

※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。

2015/12/18 22:34 旧ニュース